コロナ第3波 アプリで感染拡大防止を

2020年12月17日

本格的な冬へと季節が移り変わる中、新型コロナ感染拡大は確実に第3波と言える状況になっています。
これまでの第1波・第2波と比べて大きく異なるのは、やはり日々報道される国や県での感染者数の多さであると思います。
重症者数や死者数もこれと比例して増加傾向にありますが、地域住民は「どこで何名の感染者が確認された…」という情報に対して最もセンシティブになっていると思われます。

これまでの第1波・第2波において、地方では県全体で1日あたり数名程度の感染者が確認されるような状況で、まだどこか遠い地域での出来事のように感じられていました。
一方、第3波においては「子供の学校で感染者が出た」「知り合いの家族がPCR検査を受けた」などの声をあちこちで聞くようになり、急速にコロナの影が近寄っている印象を受けています。

このような状況の中で、地域住民一人ひとりが適切な感染予防策や日々の活動を行っていくためには、国や都道府県が発信する情報だけではなく、お住いの市町村エリアごとに整理された情報を受け取り、身近で現実的なリスクとして認識することで、緊張感をもって行動することが必要であると思います。
当然、コロナ差別やいじめなどに繋がらないよう、個人や団体の特定がなされないよう配慮は必要ですが、「今日何人確認された」だけではなく、時系列での感染者数・重症者数の推移や、地域の特性に合わせた感染予防策など、住民一人ひとりが正しい情報と知識を得た上で適切に行動することが、感染予防策として最も有効ではないかと思います。

ワクチンの開発など明るい材料も出ていますが、これらが浸透し、感染拡大防止へ直接的な効果が出るまでには、まだしばらくの時間が必要と考えられます。
それまでの間、少しでも住民の感染リスクを抑え、地域医療の一助となるよう、当社の自治体アプリ「Ap-Portal」に対し、地域の新型コロナ情報配信機能の追加を進めています。
年末年始を控えながらも第3波拡大の勢いが全く止まらない現状を鑑みると、今すぐにでも着手し、1日も早くリリースすることが大切であると感じております。