有事にも外国人へタイムリーな情報提供を

2021年02月22日

先日の福島県沖を震源とする地震により、被害を受けた皆さまに謹んでお見舞い申し上げます。
一日も早い被害からの復旧と皆さまのご健康を心よりお祈り申し上げます。

今回の地震では、150名を超える方々が負傷をされ、ライフラインや建物への甚大な被害、大手メーカーの工場稼働が停止する等の被害が報告されています。
一方で自治体様や関係省庁、企業の取り組みにより迅速な対応や早期の活動再開が出来たことは、東日本大震災の教訓から多くの対策をなされた関係者の努力の賜物と思います。

改めて震災に直面し、当社が着目したのは、地域で暮らす外国人への有事の情報支援です。
被災した工場の稼働停止が報道がなされる中、その工場で働く外国人は少なくありません。
外国人技能実習制度を活用し日本で技能や技術を学ぶ外国人も平成26年6月末で25万人(法務省データより引用)を超えています。

このように地域で暮らす外国人が急増する中、自治体でも様々な情報提供の努力を行っています。
コロナ緊急事態宣言が発令されたある自治体では外国人向けにコロナ対策情報を5カ国語に翻訳し郵送で各戸配布を行っていました。
また別の自治体では、外国籍の従業員がいる企業を訪問し感染症予防の啓発活動を行いました。

しかし、今回の震災時のように急を要する情報提供を地域の外国人に行うことは容易ではありません。
有事で混乱する中、迅速な複数言語への翻訳と同時に情報提供を行うことは非常に難易度が高くなります。さらにコロナ禍で自治体で情報提供を行える人員も限られています。
当社の自治体アプリ「Ap-Portal」では、日本語で提供された防災メールや各種情報を複数言語に自動翻訳(機械翻訳)し、日本語の防災メール等とほぼ同時にアプリ配信することが可能です。
また、煩雑な登録を行うことなく、アプリをインストールさえ行えば簡単に情報提供が受けられるなど、利用するSNS等が異なる外国人にも適しています。

Ap-Portalは、地域の広報アプリ・防災アプリ・観光案内アプリとして様々な分野での情報発信にご活用頂けると同時に、地域に暮らす外国人に向けてもリアルタイムに情報提供が可能なアプリです。